米国株がハイテク株を中心に調整局面。下落相場でどう動くか。

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こんにちは。サラリーマン投資家ひらまさです。

9月に入り、米国株式市場がハイテク株を中心に下落しており、一時は最高値を突破していた株価も調整局面入りしたのではという声が上がってきています。

今回は、現在の株式市場の動向についてと、今後どういった方針で投資を行っていくのかということを個人的な考えを含め、お話ししていきたいと思います。

現在の株式市場の状況について

コロナショックの暴落後、アメリカ市場は約半年の期間で、ハイテク株を中心に右肩上がりで株価を戻し、NASDAQやS&P500の指数についても最高値を更新しています。

リーマンショックの際には、株価が元の水準に戻るのに約1年半ほどの期間を要したことを考えると、かなり速いペースで回復したと言えます。

その背景にはFRBを中心とした各国の中央銀行が大規模な金融緩和にかじを取っており、じゃぶじゃぶ相場なんて言われていますが、余った金融資産が株式市場にもかなり流入していることが要因となっているとおもわれます。

特に米国のハイテク株の指数であるNASDAQ100については驚異的な上昇を見せています。

しかし、ここ1、2週間で一時的に大きく下落しています。

下のグラフの青線がNASDAQ100でオレンジ線がS&P500指数となっています。

グラフで確認すると一目瞭然ですが、NASDAQ100のほうがかなり大きく下げており、一時は10%を超える下落となっています。

最近の株価上昇については、実体経済との乖離しているのではという意見も多く聞かれていましたが、特に米国ハイテク株銘柄にその傾向が強く出ていました。今回はそういった急激な上昇に対する利益確定やローテンションなどの調整により一時的な下落が起こったと考えられます。

ただ、現在行われている大規模な金融緩和が今後2,3年は継続する公算が大きいため、ここから1本調子で下落を続けていくことはなかなか想像しにくいかなとも思います。

こういった状況の中で、どういった投資方針を持っていけばよいのかを自分なりに考えてみたので、続けてお話しできればと思います。

現在の下落相場での投資方針について

現在の下落相場における個人的な今後の投資方針の考えですが、まず一つの大きな方針としては、積立投資については完全に継続、ということです。下落局面ではありますが、株価が下がった分だけ、同じ投資額でも購入できるロット数は増えていくという状況(つまり安い値段で多く購入できるということ)でもありますので、積立投資については継続していくことが重要だと考えます。

下落時にロット数を増やしていくことで、株価が戻ってきた際に大きなリターンを得ることができます

1番やってはいけないのは積み立てをストップしたり、あわてて狼狽売りをすると言うことだと思います。

売る場合の考えとしては、最高値に近い中での下落ではあるため、利益確定の意味で、一部分を現金化するのはありかなとは考えてはいますが、あくまで全額ではなく1割~2割程度の現金化が良いかなと思います。

どこまで株価が下がるかということは、誰も正確に知るということは不可能です。

ただ、長期的な目線で見ると世界経済は右肩上がりに成長をつづけていることはまぎれもない事実ですので、個人的には、一時的な下げの場面でも投資を続けることが非常に重要であると考えます。

また、積み立て投資においてはドルコスト平均法が非常に優秀な手法であるとの意見が多く、私が今回話している積み立ての継続に関しても、このドルコスト平均法の収益率の高さをエビデンスとしています。ドルコスト平均法の詳しい内容については、また別の記事で丁寧にお話しできればと考えています。

ちなみに今回の下落については、ハイテク企業の下落率が高いことが特徴です。下落前については、実体経済とかけ離れた上昇もみられていましたし、上げすぎ感が強かったことは事実です。

ただ、アフターコロナ後は、様々な分野でさらなるデジタル化が予想されていますし、金融緩和の継続という要素も加味すると、下落が一服した時点でハイテク株を中心に中長期的な目線で追加投資を行っていくのも一つの戦略かなと考えています。

特にFANG(マイクロソフト、アップル、グーグル、フェイスブック)などの最大手の成長企業については普段から非常に割高な価格となっているため、下落相場となっている現在の状況が、若干ですが割安で投資が行える大きな買い場になりえると考えています。(今後必ず上がるとは言い切れませんが、、、誰にも未来は見えません)

ちなみに個別株への投資というよりかは、QQQなどのハイテク株のETFのほうが、適度に分散されており、個別株投資よりも少額で投資可能です。よって、こういったETFを使って、この下落をチャンスと捉え、逆張り的に少しずつ買い増ししていく方法が良いのではと考えています。

ただ、今後は大統領選が控えていることもあるので、慎重にその場の様子を見ながら投資を行っていくことも非常に重要だと考えます。あまり一度に大きな額を一括投資するのではなく、株価の動向やタイミングを見ながら、少しずつ買い増していくほうがリスクが少ないです。

ちなみにひらまさも少しずつQQQなどのETFを利用し、少しずつ買い増しを始めています。

ただ、あくまで、投資は自己の判断と責任で行っていただければと思います。

今回の記事を一つの意見・考え方として、みなさんの投資や資産運用に役立てていただければ非常にうれしいです。

以上、ひらまさでした。

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