こんにちは!サラリーマン投資家ひらまさです!
今日は、以前の記事であるインデックスファンドのお話の続編という感じで、自分が最強だと思っているファンドについて記事にしてみました。
今後、みなさんが投資するうえで、何か参考になればとても嬉しいです。本日もよろしくお願いします。
1.S&P500とは
S&P500指数とは、スタンダード&プアーズ社がニューヨーク証券取引所(NYSE(ナイス と読む))及びNASDAQ(ナスダック)に上場している銘柄の中から代表的な500銘柄の株価を時価総額比率で加重平均し、指数化したものです。
つまり、アメリカ経済を引っ張っている代表的な企業500社の株価の平均ということになります。
時価総額比率で加重平均というのは、時価総額(企業の価値)が高い順に、比率を高めた平均値ということになります。アップルやマイクロソフトなどの時価総額の高い企業が、指数の中の構成比率が高めに設定してあるということです。
S&P500に連動したファンドに投資するということは、現在世界経済の中心にいるアメリカ経済自体に投資するということと、ほぼ同義であるといえます。
2.米国株式市場の実績が圧倒的
下のグラフはとても有名なグラフで、過去200年の間で、アメリカ市場の株や債券、金などに投資した際の成績についてまとめてあるものです。
Stocksは米国株式、 Boundsは長期国債、 Billsは短期国債、 Goldは金、Dollarはドルを表しています。
それぞれの資産を1802年に1ドルのみ購入・保有した場合に、200年間での価格推移を表しています。

グラフの数字が小さくて見にくいかもしれませんが、圧倒的な上昇をみせているのが、米国株式です。1ドルの株が200年間もっているだけで113万ドルになるという信じられないような結果になっています。
長期国債も1649ドルという、すごい倍率をみせてはいますが、株式の上がり幅は比べ物にならない数字です。金だと2.97ドルと約3倍程度で、ドルに至っては0.49ドルと半分の価値になってしまっています。
世界を見渡してみても、基本的にインフレ(物価が上昇すること)が基調となっているため、物の価値が上がっていくぶん、現金の価値は徐々に落ちていくことが一つの傾向になっています。
株式投資について考えた際、短期目線では、上昇下落の波がありますが、過去200年というかなり長期の期間で見た場合には、右肩上がりに上昇してきているという事実が存在しています。
日本は現在人口が徐々に減ってきていますが、アメリカを含め、世界的にみると人口が引き続き増加傾向であり、経済もそれに合わせて発展していくという考え方もできると思います。その中で、長年世界のトップとして走っているアメリカを投資対象にするということは、これまでの実績を考えると、むしろ自然なことであるといえると思います。
3.世界経済を牽引している企業がアメリカに集中している
毎年、世界時価総額ランキング(企業価値のランキング)が発表されていますが、2019年3月時点でのランキング順に10位まで並べてみようと思います。
1位…マイクロソフト(米)、2位アップル(米)、3位アマゾン(米)、4位…アルファベット(米)、5位…バークシャー・ハサウェイ(米)、6位…Facebook(米)、7位…アリババ(中)、8位…テンセント(中)、9位…ジョンソン&ジョンソン(米)、10位…エクソン・モービル(米)
7位と8位は中国の企業ですが、その他の順位はアメリカが独占している状況です。ちなみにアルファベットはGoogleです。
ランキング上位の顔ぶれも、世界の誰もが知っているような大企業ぞろいであり、またIT部門に関して、アメリカ企業の強さと影響力を感じるランキングとなっています。
もちろん、この順位が永遠に続いていくというわけではありませんが、こういった大企業が育っていく土壌が、アメリカには長年蓄積されており、TOP10以外でも名だたる企業が肩をならべています。
S&P500連動のファンドの投資先には、上記の米国企業がもちろん含まれています。
ただ、あくまで米国株式への投資になるので、新興国などの他の国がアメリカを超えるような経済成長を遂げた場合には、その恩恵を得ることはできません。
そういったケースも想定する場合には全世界株式への投資も選択肢の一つかと思います。(全世界株式への投資信託も存在します。)
4.インデックスファンドは手数料も安く、少額積み立てが可能
インデックスファンドには過去の記事でも書きましたが、手数料の安さが大きな魅力になっています。
eMAXISSlim米国株式(S&P500)というインデックスファンドであれば、信託報酬は0.0968%とかなりの低水準となっています。つまり、1万円というお金を投資・管理してもらっても年間にかかるコストは、たったの10円になります。
10円で世界経済の中心であるアメリカの優良企業に投資できるということになります。
銀行の窓口で買える投資信託などでは、信託報酬が2%を超えるような商品もザラにあったりするので注意が必要です。
この信託報酬が曲者で、20年30年の長期運用では、信託報酬の違いで運用成績に非常に大きな差が生まれます。
過去記事でも、20年間運用した場合の手数料の違いによる影響の大きさについて、表にしていますので参考にしてみていただければと思います。
また、投資信託は少額からの運用ができるのも大きな魅力の一つです。100円からでも運用が行えたりもするので、自分の手持ちの資産や収入などと相談しながら、小さく投資をスタートすることもできるのです。
初めから大きな額で投資を始めるということに不安を感じる方も多いと思います。そこでおすすめしたいのは、まずは少額で投資をスタートし、投資の知識やスキルを少しずつ蓄えていくという方法です。
投資金額を増やしていくのは、ある程度投資への知識やノウハウを身につけた後からでも遅くないと思いますし、私自身もそうしてきました。
投資の勉強をしていくにも、そこに実践が有るのか無いのかでは、知識の付くスピードにも雲泥の差があります。そういった意味でも、初心者の方は特に少額から投資が可能なインデックスファンドへの投資から始めてみられることをおすすめします。
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